第7章

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お風呂の中に行くと、そこで龍が廉にディープなキスをしていた。 とろけるような顔をしている廉を見て刹那と唯が固まった。 わかりやすいと思うんだけど、こいつら気付いてなかったのか。 隣で影響を受けた雄二がこっちを見た。 まさか・・・お前もやんのか。 「とりあえず湯船に浸かろう。」 俺はそう言って雄二の腕をひいてお湯の中へと入った。 座ったものの、隣でウズウズしているのがよくわかる。 前に生現場みてる俺たちはキス程度では驚きもしない。 刹那と唯はやっぱり固まったままで。 そんな2人に龍が話しかけた。 「何そんなとこ突っ立ってんの。羨ましいと思うならお前らもやってみたらいいだろ。」 刹那を挑発すんな。 隣を見れば雄二の目が訴えている。 いや・・・ここはダメだろ。 とは思うものの俺は大きく息をはいた。 「したいの?」 「かなり。あれ見たら・・・。」 俺は諦めることにした。 そして雄二の唇に自分の唇を重ねる。 片目を少し開いて見てみると、 刹那が唯にキスを迫っているけれど、今度は鳩尾に思いっきり拳が入った。 時間をかけたら唯は落ちるかもしれない。 刹那。まぁ頑張ってみなよ。 俺は自らの快感に身を委ねることにした。
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