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お風呂の中に行くと、そこで龍が廉にディープなキスをしていた。
とろけるような顔をしている廉を見て刹那と唯が固まった。
わかりやすいと思うんだけど、こいつら気付いてなかったのか。
隣で影響を受けた雄二がこっちを見た。
まさか・・・お前もやんのか。
「とりあえず湯船に浸かろう。」
俺はそう言って雄二の腕をひいてお湯の中へと入った。
座ったものの、隣でウズウズしているのがよくわかる。
前に生現場みてる俺たちはキス程度では驚きもしない。
刹那と唯はやっぱり固まったままで。
そんな2人に龍が話しかけた。
「何そんなとこ突っ立ってんの。羨ましいと思うならお前らもやってみたらいいだろ。」
刹那を挑発すんな。
隣を見れば雄二の目が訴えている。
いや・・・ここはダメだろ。
とは思うものの俺は大きく息をはいた。
「したいの?」
「かなり。あれ見たら・・・。」
俺は諦めることにした。
そして雄二の唇に自分の唇を重ねる。
片目を少し開いて見てみると、
刹那が唯にキスを迫っているけれど、今度は鳩尾に思いっきり拳が入った。
時間をかけたら唯は落ちるかもしれない。
刹那。まぁ頑張ってみなよ。
俺は自らの快感に身を委ねることにした。
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