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「雄二。詳しく教えろ。成功例を聞きたい。」
成功例って、人それぞれ違うんだから役に立たないと思う。
俺の場合は嫌じゃなかったからという理由なだけだ。
最初の身体の関係だって、俺から誘ったようなものだしな。
「そういえばひとつ疑問に思うことがあるんだけど聞いていいか?」
「刹那の疑問・・・。とりあえず聞いておこう。」
俺は聞かないでおこう。
あまりいい疑問ではなさそうだ。
「雄二と蝶哉・・・さん。寮で同室だよな。その・・・毎日・・・やってんのか?」
「ぶっ・・・。」
「さんづけいらないよ?」
俺はノーコメントだ。
ほぼ毎日に間違いはないが・・・。
雄二は言ってしまうんだろうな。
なんせ顔に出るタイプだ。
「まじで毎日?で、どっちがどっちだ?やった感じどうなのよ?」
「毎日じゃねーよ!どっちがどっちって?」
もう俺寝たふりしよう。
全部吐かされそうだな・・・。
俺はベッドに寄りかかって腕で目を隠し、ベッドに頭を乗せて聞くだけにする。
「あれ?蝶哉寝ちゃった?」
「あとで横にさせるか。」
寝たことになっているならそのままでいいか。
こっちに質問はこないだろう。
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