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長く居座る刹那を部屋から追い出すことにした。
「もう寝ろ。明日も雄二は特訓だから。寝ないと持たない。刹那もどうせだから一緒に特訓したらいい。ほら、部屋行け。」
渋々自分に与えられた部屋へと刹那は向かう。
きっとまだ聞き足りないとか思っているんだろうな。
これ以上は見世物になんてなってやらない。
俺は部屋のドアを閉めて鍵をかけ、大きく息を吐いて雄二の元へと戻る。
「刹那は唯君のこと本気みたいだな。唯君何か言ってた?」
「今の所は何も。ただ、今は拒絶な状況だから、あまり押し続けると嫌いの方にいくかもな。」
そっかと頷いて俺の唇に雄二が唇を合わせてくる。
どちらからともなく舌を絡めていく。
身体の奥が疼きだした。
明日も雄二はきつい訓練をする。
したいけど、きっと今日はやめたほうがいいと思った。
けれど、雄二の手は俺の身体を弄りだす。
「んっ・・・んはっ・・・雄二・・・お前・・・・・・明日・・・大丈夫・・・なのか?」
「俺にはどっちも大事なの。やりすぎないように努力するよ。」
完全に身体が雄二に反応してしまうから、俺にも抑えることなんて出来ない。
最近身体が慣れてきたからか、次の日の倦怠感は殆どなくなってきた。
服を剥ぎ取られ、雄二も自ら脱いでいく。
もう見慣れた身体なのに見惚れる自分がいる。
ベッドに一緒に倒れこみ、すっかり起ち上がった俺の下半身へ雄二が手を持っていく。
ぎゅっと握られて身体が震える。
雄二の刺激は危険だ。
どこまでも快楽へと落ちていく。
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