第7章

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気づけばやっぱり外は明るい。 意識を手放す直前に、雄二が俺のモノを握って吐き出させてくれたことは覚えている。 身体にベタつきを感じないことと、身体の中の異物感がないことを思うとあの後雄二が処理してくれたのだとわかった。 隣で寝息を立てる愛しい恋人を見つめる。 そろそろ起きないと朝食の時間になる。 俺は雄二を起こした。 軽くおはようのキスをして、2人で服を着る。 今日も雄二にはハードな1日が待っているだろう。 雄二の回復もあって、朝食をみんなでとることになっている。 部屋を移動して、朝食の並びだしたテーブルの前に座る。 父も兄も兄の婚約者である茉莉も既に座っていた。 おはようと挨拶を交わしみんなが集まるのを待つ。 「雄二は楽しめているか?」 父から話しかけられた雄二は振り向く。 「はい。おかげさまで、身体も鍛えてもらえて嬉しいです。新しく目標もできました。」 「そうか。やりたいと思ったことは挑戦してみるといい。出来る限りの助力はするから。」 「ありがとうございます。」 雄二に目標が出来たか。 後で聞いてみよう。 朝食の後はまた道場に篭ることになる。 俺も今日は最初から身体を動かすことにしようと思った。 充実した夏休みになりそうだ。
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