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俺は雄二にそっとキスをした。
「何か辛かったのか?」
「・・・蝶哉。やっぱお前には叶わないな。どれだけ俺を好きにさせたら気が済むんだよ。お前と話す周りのやつらに嫉妬して、自分がどんどん嫌なやつに思えてきて、それでもお前を独り占めしたくて、こんな独占欲あったらよくないのに。なぜかお前が遠くにいってしまう気がして。そしたらもうどうしようもなくなってた。・・・気づいてくれてありがとう。」
雄二を強く抱きしめる。
「俺はお前の前で全部曝け出してるはずなんだがな。誰も知らない部分をお前はかなり知ってるんだよ。とっくに俺はお前のものだ。必要最小限は他との付き合いはしなきゃならないが・・・。この先お前は仕事上の相棒にもなってくれるんだろ?俺から離れてくれるなよ。公私共に俺の隣はお前じゃなきゃダメだ。それに、思い悩む前に俺に言え。」
雄二は目から涙を溢れさせ、静かに頷いた。
確かに叶えてやれないこともある。
安心させることくらい出来るはずだ。
「いいよ。お前はそのままで。雄二。愛してるよ。」
雄二に強く抱きしめられた。
うん。
それでいい。
俺はいつでもお前のものだ。
仕事としてやることは多くあるけれど、それでもお前が一番大切なことに変わりはない。
「蝶哉。俺も愛してる。」
そして、雄二と俺は上下が入れ替わる。
両脚を持ち上げられ、雄二が腰を動かす。
前立腺を刺激され、快感に溺れる。
「んあっ・・・っあっ・・・んっ・・・」
「蝶哉の中・・・熱くて・・・気持ちいい・・・」
こんな俺を知るのもお前だけだよ。
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