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お昼の休憩タイム。
「頭がパンクする~。」
「まだテスト範囲までいってないだろ。まだまだこれからだ。」
午後は勉強以外でという牧野の意見を却下した。
教えてというからにはせめてテストで赤点をとらせない。
もっと日数あるのなら全教科50点以上はいかせたい。
今からじゃ無理だろうなと思った。
基礎からわかっていない。
よくこの学校に入れたなと思う。
それから平日は学校に行き、放課後は寮に帰ってから勉強タイムになった。
土日はもちろん1日テスト勉強。
テストまであと1週間と少しになった土曜日の夜中。
俺はまた唇への感触を感じ、意識が現実へと戻される。
けれど目をはっきり開けられるわけでもなく、薄暗い中に少し目を開けばやっぱりそれは牧野だった。
なぜ自分が牧野にキスをされるのかわからない。
俺たちは男同士だ。
男である俺に魅力を感じるわけないだろう。
考えていたら睡魔は襲ってくる。
いつの間にか俺は意識を手放していた。
朝になっていつも通りに牧野と挨拶をする。
あれはいったいなんだったんだ?
聞くに聞けない俺は内心すっきりしない状態になっていた。
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