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その後の他のメンバーの自己紹介は3人には届いていなかったかもしれない。
食べ終えると俺たちは家へと移動することになった。
後ろに乗った牧野と川霧がまだ無言の状態で固まっている。
「牧野?川霧?どうした?」
「いや…えっと…。」
運転席では廉が笑っている。
「そのうち元に戻ると思いますよ。」
「今はこのままにしといたほうがいいか。」
家に着く直前まで廉は運転しながら笑っていた。
どうやら龍のほうでも染谷が固まっていたらしい。
廉は廉で、今までの状況でこの可能性を思わなかったほうがすごいと運転しながら言っていた。
家に着いてから、もう少し話がしたいと親父から言われ、俺と牧野と川霧は親父の部屋へと行った。
最初はかなりガチガチに固まっていた2人だったけれど、話していくうちに少しは身体の力が抜けたようでリラックスし初めている。
部屋に戻る直前に2人は親父から言われた。
「何か困ったことがあったら蝶哉にでもいいなさい。力になれることもあるだろう。」
「「ありがとうございます。」」
2人は親父に頭を下げてお礼を言った。
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