第4章

12/13
前へ
/274ページ
次へ
やっと起きた牧野が俺に覆いかぶさってきた。 されるがままにキスを受け入れる。 舌を絡め、互いの唾液が混じりあう。 下半身で硬く大きくなる互いのものを感じた。 牧野と自分のものが触れ合うのが気持ちいい。 深く長いキスに溺れていく。 すると、牧野が俺の脚を持ち上げ、後ろの孔へ牧野の先端をあてた。 徐々に広げられ入ってくる感覚にまだ慣れず息苦しさを感じた。 身体の力を出来るだけ抜いていく。 見計らったように一気に奥まで入ってきた。 牧野との繋がりはどこか安心する。 もっと深く繋がりたいと思う。 抱かれることによって牧野への思いが強まっていた。 繋がることによって牧野に欲情していく。 もう離れることは出来ないと思った。 恋愛なんてしたことなかった。 ここまで求めることもなかった。 ぎゅっと抱きしめてきた牧野が動き出す。 キスをしたまま互いの舌を絡めあい、抱きしめあう肌の温もりを確かめ合い、自分の中にある牧野を感じた。 何度も刺激され続け、快感は膨れ上がっていく。 「・・・っあっ・・・っんっ・・・。」 我慢できなくなった声が重なり合う口の隙間から漏れる。 強く、強く求められ、動きは更に早くなる。 「んーーー。」 奥を強く突かれ、牧野の手で俺のものを刺激され、俺は牧野の手の中に吐き出し絶頂を迎えた。 奥深く熱いものが体内に吐き出されるのを感じた。 「ずっと繋がっていたい。離したくない。」 さすがにずっと繋がったままは無理だけど。 気持ちはわかる。 牧野の思いが感染したような気分だった。
/274ページ

最初のコメントを投稿しよう!

226人が本棚に入れています
本棚に追加