第5章

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朝早く目を覚ました俺は倦怠感の残る身体を無理やりに起こした。 昨日の夜も欲望のまま何度も雄二を受け入れたのだ。 隣で眠る雄二を起こし、自分の服を出して着ていく。 携帯に着信がないかを確認し、やはり廉からの着信はなかった。 抱きついてきた雄二を軽く抱きしめ返す。 「ほら、雄二も服着て、早く行くぞ。」 チュッと軽くキスをされた。 毎日限界までやっていたら流石の俺も身が持たない。 「雄二。お前ちょっと抑えられないか?やらないとは言わないから。身体が怠くていざという時動けなかったらどうすんだ?」 「ごめん。頑張る・・・。」 服を着て準備が終わる雄二を待って寮を出る。 空を見上げれば、今日も青空が広がっていた。 寮からはそれほど距離のない廉のマンションに向かい、合鍵を使いセキュリティを解除して、連絡つかないのが悪いと思い勝手に部屋へ入っていく。 後ろからは雄二がそっとついてきた。 靴はある? 龍もいるようだった。 そして、声が微かに聞こえてくる。 なんだ・・・いるのか? 声のするほうへ近づいていくと、微かだった声が鮮明に聞こえてきた。 『・・・っんあっ・・・っんっ・・・やっ・・・。』 俺は雄二と顔を見合わせると、大きなため息が出た。 お楽しみ中悪いんだが、仕事はしてもらわないといけない。 俺は声が聞こえてくるドアを思い切って開けた。
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