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朝早く目を覚ました俺は倦怠感の残る身体を無理やりに起こした。
昨日の夜も欲望のまま何度も雄二を受け入れたのだ。
隣で眠る雄二を起こし、自分の服を出して着ていく。
携帯に着信がないかを確認し、やはり廉からの着信はなかった。
抱きついてきた雄二を軽く抱きしめ返す。
「ほら、雄二も服着て、早く行くぞ。」
チュッと軽くキスをされた。
毎日限界までやっていたら流石の俺も身が持たない。
「雄二。お前ちょっと抑えられないか?やらないとは言わないから。身体が怠くていざという時動けなかったらどうすんだ?」
「ごめん。頑張る・・・。」
服を着て準備が終わる雄二を待って寮を出る。
空を見上げれば、今日も青空が広がっていた。
寮からはそれほど距離のない廉のマンションに向かい、合鍵を使いセキュリティを解除して、連絡つかないのが悪いと思い勝手に部屋へ入っていく。
後ろからは雄二がそっとついてきた。
靴はある?
龍もいるようだった。
そして、声が微かに聞こえてくる。
なんだ・・・いるのか?
声のするほうへ近づいていくと、微かだった声が鮮明に聞こえてきた。
『・・・っんあっ・・・っんっ・・・やっ・・・。』
俺は雄二と顔を見合わせると、大きなため息が出た。
お楽しみ中悪いんだが、仕事はしてもらわないといけない。
俺は声が聞こえてくるドアを思い切って開けた。
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