第5章

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朝日の眩しさに目を覚ました。 今日は終業式だ。 また意識を手放した後に雄二が処理をして身体を拭いてくれてたらしい。 重い身体を起こし時計をみると、まだ学校に行くまでに時間がある。 朝食をとらなければと思い雄二を起こした。 目を開けた雄二に引き寄せられ、軽くキスをされる。 こうしてモーニングキスをするのは、毎朝のことで慣れてきた。 「ごめん。蝶哉。またやりすぎた。」 「いいよ。俺も止まらなかったし。」 お互い苦笑いだ。 俺自身途中で無理だと思い、抑えるのを諦めた。 俺を見る雄二の顔を見て、もっと欲しいと思ってしまっている。 「蝶哉のあの顔は反則だよ。」 「どんな顔だよ。俺わからないし。雄二のが色っぽい顔してるけどな。」 自分がどんな顔をしているのかなんてわからないし、自分で見たいとも思わない。 俺を抱いている時の雄二の顔はすごく好きだ。 もっとこの目に見つめられたいと思ってしまう。 2人で服を着て食堂へ行くと、既に朝食をとっている人が何人かいた。 俺たちもテーブルに座り食べ始める。 明日は雄二を連れて実家に戻らなければならない。 帰ってきたら荷物をまとめよう。 落ち着いたら旅行にでも行きたいなと内心思った。
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