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朝早く目が覚めた。
昨日は早い時間からベッドの上で、いつも以上に求めてきた雄二はそのまま一緒に寝てしまい、隣で寝息を立てている。
さすがにこれはシャワーにいかなければと思った。
体内に異物感が残ったままなのだ。
雄二にも一応声をかけてみると、目を薄っすらと開けた雄二は覆いかぶさってきた。
「雄二?お前どうした?」
「ごめん。1回だけ・・・。」
仕方ないと思い、まだ雄二の吐き出したものが残るそこへ雄二が挿ってくる。
潤滑剤など必要ないままスムーズに動き出す。
何か不安でも感じているのだろうか。
俺は雄二を強く抱きしめ、唇を合わせ舌を絡ませ、絶頂のその時まで深くキスを続けた。
「不安なのか?」
「親や兄に会うのが怖い。今更かもしれないけど。」
あれだけの借金があるとどうなるのかわからない。
ぎゅっと抱きしめてくる雄二を抱きしめ返した。
「俺はずっとお前の側にいるから。だから大丈夫だ。」
「ありがとう。蝶哉。」
なんとか落ち着いた雄二を連れてシャワールームへ行き、結局雄二が処理してくれて、すっきりした後にコンビニへと向かった。
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