第5章

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朝早く目が覚めた。 昨日は早い時間からベッドの上で、いつも以上に求めてきた雄二はそのまま一緒に寝てしまい、隣で寝息を立てている。 さすがにこれはシャワーにいかなければと思った。 体内に異物感が残ったままなのだ。 雄二にも一応声をかけてみると、目を薄っすらと開けた雄二は覆いかぶさってきた。 「雄二?お前どうした?」 「ごめん。1回だけ・・・。」 仕方ないと思い、まだ雄二の吐き出したものが残るそこへ雄二が挿ってくる。 潤滑剤など必要ないままスムーズに動き出す。 何か不安でも感じているのだろうか。 俺は雄二を強く抱きしめ、唇を合わせ舌を絡ませ、絶頂のその時まで深くキスを続けた。 「不安なのか?」 「親や兄に会うのが怖い。今更かもしれないけど。」 あれだけの借金があるとどうなるのかわからない。 ぎゅっと抱きしめてくる雄二を抱きしめ返した。 「俺はずっとお前の側にいるから。だから大丈夫だ。」 「ありがとう。蝶哉。」 なんとか落ち着いた雄二を連れてシャワールームへ行き、結局雄二が処理してくれて、すっきりした後にコンビニへと向かった。
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