第6章

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明日は1日準備に使うと言われた。 黄是組へは親父から連絡を入れたらしく、2日後の朝に出発する。 雄二は俺の部屋で寝ることになった。 部屋のドアに鍵をかけ、雄二にキスをする。 こんな家に生まれると出来るときに出来ることをしておかなければならないと思ってしまう。 だから、雄二を自分の身体に記憶させる。 匂いも、体温も、鼓動も、繋がる感覚も全て。 お互いに服を脱いでベッドに一緒に倒れこんだ。 「雄二。愛してるよ。」 「蝶哉。俺も、愛してる。」 俺たちは貪るように朝まで何度もイキまくった。 体力の限界で揃って眠りについたらしく、気づけばお昼になっていた。 身体に重みを感じる。 雄二が俺の上で被さるように寝ていた。 俺の中で膨らみ始めるものを感じて嬉しくなる。 あのまま寝てしまったから繋がったままだったのだ。 耳元で雄二の声が聞こえた。 「蝶哉。おはよう。」 俺もおはようと返すが、俺の中で雄二がドクンと脈打つ。 また動くんだろうなと思った時、雄二が動き出した。 「お前。元気だな。」 「蝶哉だから何度でも出来る気がする。」 そう言って腰の動きを速めた。 奥の敏感な部分を刺激されれば声が漏れていく。 俺だって、雄二相手なら何度でも出来るよ。
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