第7章

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まだ訓練を続ける皆を置いて、俺たちは先にお風呂に入ることにした。 お風呂は大きめに出来ているから男6人で入ってもまだ余裕がある。 唯は川霧と一緒に入るのが嫌なようで少しムッとした顔をしていた。 龍と廉は裸でじゃれあっているように見えるけれど、実際は龍が手を出して、廉に止められている。 なぜか川霧は俺と唯の裸を交互に見て頬を赤らめていた。 視線に気づいた雄二に俺は抱き寄せられた。 「刹那。あんま見んなよ。」 「え?そんな見てないし。てか何?お前そうなの?」 そういえば、川霧に言ってないのか? 唯も知らないままだろうし。 説明面倒だから雄二に任せていいか。 とはいえ、この状況ではお風呂に入れない。 「雄二。お風呂入りたいから離せ。ほら、行くぞ。」 仕方ないという顔をして雄二が渋々離してくれた。 独占欲丸出しだな。 やれやれ。 「そうだ。川霧。お前だけ苗字呼びだから名前で呼ぶことにするけどいいか?」 「いいよー。刹那でいいから。俺も蝶哉って呼んでいいの?」 「「だめ!!!」」 あー声が2重に聞こえた。 雄二と唯なのはわかったけど。 「なんでだめなのさぁ。」 「さんづけで呼べ!お前ごときが何呼び捨てにしようとしてんだ。」 唯が刹那に怒鳴る。 これはキスの件がかなり影響してんだろうな。 「俺も同感。刹那は呼び捨て禁止。」 雄二が唯に同意している・・・。 明らかに雄二のは独占欲だ。
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