第1章
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朝が来た。 私の頭はボヤけており、なんとなく高校生の時の私の部屋にそっくりな光景が広がる。 何かおかしいと思ったら、私の視点だった。 私は宙に浮き、 私の身体を見下ろしていた。 下に居る私は眠っている。幸せそうな顔をして。 ああ、と私は得心した。 これは私が失恋する前の時空…。
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