第1章

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瞬きする間に、一ヶ月が過ぎたらしい。 ああ、下の私はまだ彼のことを信じている。 だめよ、そっちに行っちゃ…! 分かっているのに、止められない。 私の手は虚しく空気を掴む。 校舎の裏に待っているのは、優等生の皮を被ったまま下卑た笑いを浮かべた彼と、まさか彼と繋がっているとは思えない半グレたち。 私は殴られた。 胸のボタンを半グレが解いて行くのを、彼が面白そうに爪を噛みながら見ている。 私は、男たちに良いようにされた…。 誰の目にも留まらない私は、ただ私の上で泣くしかなかった。
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