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今日は結構な汗もかいたし、さっさと風呂に入ってさっぱりしたかったけれど、もう何も入る余地もないくらいに重くなった腹を抱えては、少し一服しようということになった。
「菫梨くん、ここ来て」
木製の座椅子で胡座をかいていた聖護が足をぽんぽんと叩き、俺を呼び寄せる。
向かいに座ってお茶を飲んでいた俺は思わず吹き出しそうになりながら、どうにか無事に飲み干した。
「ばっ!?何でやねん」
「んー?俺、かなり菫梨くん不足。だからイチャイチャしたい」
「なっ……」
「菫梨くんは?俺、足りてる?」
「……っ」
聖護は元々、場所を憚らずストレートに感情を出してくる。
けれど最近は俺の教育の賜物で場所と場合を弁えることを覚えてきてたはずなのだけれど。
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