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「たまには我慢しろ」
「えー、俺最近めっちゃ我慢してるよ?」
「……っ」
どこがだと言いたくなるのは、聖護の舌がぺろりと耳たぶを舐めたから。
不意打ちのそれに下半身がキュっとなる。
「菫梨くんはエッチより、こういうのの方が好きやもんな?」
さらに顔に血が上るのは、そんなことにまで気づかれていたのだとここに来て初めて知ったから。
挿入自体にはまだ少なからず苦しさがあるからか、こうやってくっついてい触られる方が気持ち良くなれるのは事実なのだ。
「こことか?」
「……んっ」
耳を甘噛みされながら脇腹を聖護の指が滑る。
きっと聖護は確信犯で、俺の弱いところなんて俺より知っているはずだ。
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