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「菫梨くん、気持ちい?」
「うっさ……んっ」
自分から聞いてきたくせに口を塞いでくる聖護に中を舌でぐちゃぐちゃに掻き回される。
そのせいか、風呂の熱気のせいなのかはわからないけれど継ぐ息も熱くて、頭がぽーっとしてきた。
「しょ……ご」
「……ん?」
互いの息がかかる距離で名前を呼んでみたけれど、それには特に意味もなく再び唇を求めたのは俺だった。
「んっ……んんっ」
聖護に促されるだけだった手は次第に自ら擦りあげていて、終いには聖護に指摘される。
「菫梨くん、腰動いてる」
そう言った聖護の顔はどこか嬉しそうで、それをそのまま問うと「めっちゃ嬉しい」と苦しさとが混ざったような笑顔を見せた。
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