短編

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リライトが居なくなったのは、私があなたを拾ってから半年後のこと。 あの日は、満月で東京にしては珍しく星が綺麗に見える夜だった。 散歩に出た、あなたはいつもなら夜には帰ってくるのに、その日は帰って来なかった。当時は、お腹が空けばすぐに帰ってくるだろうと簡単に考えていた。 次の日もその次の日もあなたは帰って来なかった。 私は、リライトを探した。あなたが好きだった公園、渋谷のスクランブル交差点、駅‥‥ありとあらゆる場所を探した。 だけど、手がかり一つ見つからなかった。
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