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「覚えてない? 俺はずっと逢いたかったのに」
そう言いながら、私の肩をぐいっと掴み身体を引き寄せ、抱きしめられる。
「ちょ‥‥やっ? 」
引き剥がそうとするが彼の力は思った以上に強い。
「俺、リライトだよ。美那が付けてくれたんだろ、この名前」
「??」
「嘘。
だって、リライトは猫だったのよ? 」
「信じて貰えないかもしんないけど、俺、魔女に魔法をかけられてたんだ。本当は人間。本名は片凪 翔。でも、美那にはリライトって呼んで欲しい」
状況が理解できず混乱する頭を必死に落ち着かせながら、彼を引き剥がそうとする。
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