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「……そうだ。昨日、黒木から話は全部聞いた。
お前…… 一体、黒木に何の不満があるって言うんだよ!? もう飽きたから俺に譲るって言うのか?
あいつは“もの”じゃないんだぞ!!」
「……そんなの分かってる。俺が好きなのは、今もみっちーだけだ。」
「じゃあ、何でそんな事!? そもそも、お前……昨日、マネージャーとどういう経緯で、ああなったんだ!?
きちんと説明しないと、本気で殴るぞ!!」
……あぁ、もう訳が分からねぇ。
俺はただ、親友の海翔と、想い人の黒木に、幸せそうに笑っていて欲しかっただけなのに。
……海翔と黒木は、お互いに想い合っているというのに。
仮に、こんな状態で黒木と恋人同士になれたとしても。俺は……全然嬉しくない。
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