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何故か分らないけれど、その世の中を見て俺はそんな事が感じたんだ。
俺達って情けない…
頑張らないとダメだなー
って俺も思う位世の中が思う気がした。
もう二年でも"職業"に就いたほうが、何よりも得に感じて俺は安心してる。
あの瓦礫にいるよりも空気が新鮮だと思うし。
何よりこの空気は気持ちい。
だから俺はここに生きてるって感じがする。
「…大人でこんなの当然だよなあ…」
そう呟きながら手にあったタバコを口にくわえて一口息を吐くとタバコを捨てるミニパックに入れた。
ある意味新鮮に思えるくらいが気持ちい。
それに開放感がある。
そんな桜の気を綺麗にじーっと眺めながら俺は背伸びをして人気のない屋上を出た。
俺だってやることあるんだ、と前向きに思いながら。
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