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綺麗な心地よさに蕩けそうな匂いと感触で、俺の嫌な気持ちが吹っ飛んだ―
「って、一体何してるんですか!」
「え…?」
「そこで、タバコまで吸っといて学生が…今そんなことしていると聞いたら更に大問題ですよ!?そんな事も分りますよね?貴方教師でしょ?」
と、思ったら隣に偶然立っていた。
…綺麗な胸が魅力的なあのケバ女教師が。
ちなみに彼女は俺とは違い年上。
『いつもより更に魅力じゃないか』と親父に言われればと文句を言いながら、教師になったらしい。
もちろん俺だってそれなりの親は必要だけど、今は二十も過ぎてるし…そんなの関係ない。
けど…それよりケバ女(心はそう呼んでる)は教師とはいえ、大人は大人だし、そうとう何かを経験して生きているわけだ。
だからって、俺より年上だからって、ガキみたいに言うのはないと思うけどなぁ。
そう考えて俺は、タバコを口にくわえる。
ソレを見てまだ居たケバ女教師が、悪口を言うように俺を睨んでくる。
「だから、あんたはいつまで言えばそれ直るのよ!いつも言っているのに直らないなんて!」
そのいつもの言葉に俺は、言い返す。
「蛙狩先生だって、そうじゃないすっか。」
「は!?どこがよ!!」
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