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言い返した言葉に女教師は"何が?"と慌てて身体を手に当てながらも変なところを探す。
…って言っても、無いのに。
嘘を言っていた俺は完全に笑えた。
そんな俺は、今まで学生という記憶があまり覚えが中途半端であった。
何故か、俺にはそんなの一つさえ分らないんだ。
女の子の教師というのは本当に可愛いとは思うかもしれないが、見てみるとやっぱり可愛げがない。
いつもより拗ねる、いつもより可愛い子振る、そんなことして"魅力"だと思わせる。
それを見てどうも嫌だといつも思う。
この隣に居る、ケバ女教師も…
って、俺は女の物知りじゃねえのにこんなこと自分で考えてんだ?おかしい…おかしすぎる!
そういえば、俺は捨てられたんだっけ。
瓦礫に紛れ込みながらも俺達は喧嘩が終った頃、最悪な事にどうしても死にたくなかった。
それなのに…なんで、生きてるかもわかんない。
俺はそんなことをぼーっと考えている内に、口の中に煙が一気に入ってきたその瞬間
俺はタバコを取って息をゴホッと吐いた。
本当に何も考えてない俺は、ただ呼吸を戻そうと待っていた。
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