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なのに…その隣に居たケバ女教師が、
「あんたさー、本当タバコはやめなよ。タバコとかやって人に迷惑ってわからない?」
「別に、俺はそこまで頭は賢くないですけど。それくらいならわかりますよ。」
「だったら、やめて」
「嫌です」
その嫌味な発言に、きっぱりと断る俺。
俺だってこんな"嫌味"に聞こえる態度をしといて"止めろ"と命令口調で言われるのは、気分が悪い。
俺の大事な生きがいでもあるタバコ。
それを、その一言であの女に渡せる訳無い。
理由もあり俺はそれをきっぱり断った俺だが、ケバ女教師はキリッと"なぜよ?"と冷静な冷たい視線が此方に向けてきた。
どうやら俺の発言に"疑問"があったらしい。
ま、俺には関係あるけど…
俺の勝手だし、先輩でもわかる筈だ。
そう思いながらも屋上の手すりを手で触りながら、俺は綺麗な春を見渡した。
綺麗に咲いている桜はとても美しく見える。
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