不良教師は今日も

5/15
前へ
/378ページ
次へ
なのに…その隣は胸がでか過ぎて、おまけにパンダみたいな酷い顔で俺を睨む。 ケバ女教師、蛙狩 佑(アガリ*ユウ)先生。 ケバの顔の女教師は、俺よりも五歳上で、更に頭がよすぎるこの学校で一番頭が良いらしいく、若い女生徒でも人気ではあるらしい。 俺はこの女が真面目過ぎて、どうかとは思うけどねえ…。 と横目でケバ女を嫌そうに、ちらりと見る。 「いいじゃないですか。大人は自由に生きてるし、俺もそれなりやってるつもりです。だからって、そういわれるのは…どうかと…」 言い訳のように笑顔を作ってそう呟いていたのに、その話を聞いて、ケバ女教師は唾を飛ばした。 「ば、ばかじゃないのアンタは!それが人生甘いって言うのよ!だいたい来た時、笑顔であんな変な口をだすからいけないのよ!」 変な口って… 俺言ってないような気が… 「は…?それって…か―」 「だからね、あたしは!アンタがあんな事、言わないようにこうやって注意してんのよ!」 ケバ女教師がそんな事を言った瞬間、俺は何故かカチンと頭にきた。
/378ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加