第一章 2014年

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生まれた瞬間から自分は誰なのか。 この世に存在させたお母さん。 お母さんはどこに行ってしまったのか。 本当の家族は誰なのか。 なぜあんな事件が起こったのか。 自分が生まれた時から謎ばかりだ。 たまーに音楽を聴きながらふとこんな事を思ってしまう。 だけど家族はちゃーんとある。 お母さんはいないけど代わりにばあちゃんがいるし。 本当のお父さんじゃないかも知れないけど物心ついた頃からお父さんは一人だと思っている。 例え血が繋がっていなくたとしても血よりも濃い絆が存在するからだ。 あんな訳の分からない世の中で産まれたばかりの赤ん坊を拾って育ててくれたんだから。 親が誰だとしても関係ない。 でも何故かお父さんの苗字と自分の苗字は奇跡的な同じだった。。
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