失われたもの

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すごい食欲………とても怪我人とは思えないなぁ……… そんなことを考えながら、私は無我夢中にお好み焼きを頬張る庄司をみていた。 「ふぅ‼うまかった~…… なぁ、さっきからオレのこと見てるけど………オレ変な食い方してた?」 「そんなことないよ。ただ…なんか微笑ましいなぁ………ってね。」 すると庄司は私から顔を背けた。 「く…食いしん坊で悪かったな❗」 「違うよ。そんな意味でいったわけじゃないよ。ただ単にかわいかったんだよ。」 「うっ……うるさい‼今日はもう寝る❗」 そういうと庄司は布団を頭まで被って寝てしまった。
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