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ある日………
ある街………
一人の女性が高そうな服に身をつつんで高校の門の前に立っていた。
「みんな遅いなぁ~………」
女性は携帯電話をとりだして電話をかけ始めた。
トゥルルル………
ピッ
「もしもし、吉谷です。」
「もしもし?もうついたわよぉ~。まだぁ~?」
「あっ❗その声は日和⁉すまん❗嫁がまだ準備できてないんだ❗
華保ぉ❗早くしろぉ❗」
『これとこれとこれどれがいいかな?』
「なんでもいいから早くしろ❗日和がもう着いたぞ❗」
『ぇえぇ⁉じゃあすぐ着替える❗』
携帯電話の向こうでなにやら言い合っている声が聞こえる。
「………ったく………
あぁ……すまん、もうちょいかかりそうだわ………」
「別にいいわよぉ~。じゃああとでねぇ。」
女性は………少しばかり大人になった日和は電話を切った。
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