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勇者「なら俺がその刺激を味併せてやるよ!!『聖剣エクスカリバー・極』」
魔王「…ああー凄いなー、エクスカリバーって七色に光るんだなー。」
勇者「行くぞぉ!魔王!コレが俺の…本気だああああああぁぁぁぁあああああああ!!」
ーー30秒後ーー
勇者「ひぇーん…俺の…、俺のエクスカリバーがぁー。」
魔王「だから、言っただろ?魔王退治する輩が弱すぎだと。…まあ、今日の処はエクスカリバーを折ったぐらいで許そう。明日からはもう来んなよ?」
勇者「……ぐっ、俺の剣がー。俺の俺のぉ…。」
てくてく…スタスタ
魔王「ふぅ…やっと帰ったか。」
吸血鬼「お疲れ様です。魔王様。」
魔王「ん?ああ、吸血鬼か。…やっと終わった。んー、これでまた寝れるねヤッホイ。んじゃ、そゆことで後はよろしこー。」
吸血鬼「はぁ…。承知しました。」
魔王「まあ、また城を攻めてくる輩が居たら連絡頼む。…この城には俺とお前しか居ないからよぉ。」
吸血鬼「……あの、そろそろ魔物の召喚とかしなくても」
魔王「えー?魔物を召喚したら攻めてくる輩が弱るじゃん。相手が万全の調子で闘うのが俺のモットーなんだから。」
吸血鬼「それは…存じています。…ですが、もしも…相手が魔王様の居ない所で攻めてきたらどうするんですか?」
魔王「……む。そうか…、俺が居ない時に攻めてきたら面倒だな。」
吸血鬼「そうですよー。だから、せめてバハムート×10体でも召喚してみてわ?」
魔王「んん…。召喚するのはいいんだけどさ、バハムートって餌がスゲー食うのよ。…だから却下。」
吸血鬼「では、死神とかはどうです?」
魔王「死神ってさ…契約すると面倒くさいのよ。契約するとずっと契約者の傍を離れないのよ。…だから却下。」
吸血鬼「では、ソロモン72柱とかはどうですか?結構勢力も良いですし。」
魔王「ソロモンってさ…あいつら、人の話を聞かないんだ。悪魔だからね。…だから却下。」
魔王「あ!スライムなんかどう?」
吸血鬼「ゲル状の液体で何が出来るんですか。却下です。」
ーー30分後ーー
魔王「じゃあ、スライム×100000召喚するよー。」
吸血鬼「結局…こうなってしまったか。」
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