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『いいよ、プレゼントなんて。子供じゃないんだから』
リュウトの声にユウタがびくっと体を震わせる。ユウタが視線を向けるとハヤトが楽しそうに笑いながらプレゼントは何にしようかなと騒いでいた。
『だから、いいって…』
困ったようにハヤトを制するリュウトを見てユウタはくすりと笑った。
『もらえる内はもらっておきなよ』
ユウタは言いながら二人の座るソファーの後ろ側に回った。そして背もたれに腕をかけると二人の間から顔を出してリュウトに笑いかけた。
『他のみんなにもプレゼントなんてしてないのに…』
『だったら…』
困り果てているリュウトを見かねたのかリョウタが言った。
『これから恒例にしちゃえば?誕生日には六人からプレゼントを贈るって…』
『いいね』
ユウタは目尻を下げて笑ってみせる。
『本当にいいの?』
そう聞いたリュウトに皆が視線を集めて、そして頷いた。
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