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二人がココアを飲んでいると談話室の扉が開いた。
『あれ、ハヤトいたんだ?』
アランが入って来た男に声をかけると男はふっと笑ってそれに答える。
『今日は休みだったから』
『ハヤトに休みなんてあったんだ?』
『何それ…』
ハヤトはそう言って少し意外そうな顔をした。
『ハヤト、休みの日でも呼び出しとかあったからじゃない。ココアでいい?』
リョウタが立ち上がるのを見てハヤトは表情を戻して頷いた。リョウタが部屋から出ていくとまた談話室の扉が開いて二人の男が入って来た。見た感じは少年のような幼さの残る男が
『さっむ―』
と声を上げた。それを見て金髪で短髪の男が目尻を下げる。彼はみんなにただいまと言うと着替えてくると言って談話室を出て行った。
『レオも着替えてきたら?』
ハヤトに言われてレオは立ち上るとアランの首元に手を忍ばせた。
『つっめた―』
突然のひんやりとした感触にぞくっとしたのかアランは体を震わせていた。その様子にレオはけらけらと笑う。
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