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翠くんがクラスメイトの男の子と話している隙に、浅黄にこそっと話しかける。
「あぁ、うん。大丈夫」
「ほんと!じゃあ昼休みね」
「オッケ」
翠くんとクラスメイトの男の子に背を向け、ひそひそと会話を交わしていた時だった。
「何話してるの?」
「「ひっ!」」
後ろから翠くんに声を掛けられ、口から心臓が飛び出るかと思った。
「昼休み?何かあるの?」
不審げな表情の翠くんに、浅黄と2人で慌てて誤魔化す。
「う、ううん!何もっ!」
「そう、お昼一緒に食べようって!」
「ふーん……」
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