リベンジの冬、バレンタイン。

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*** 翠くんと想いを通わせた今、私たちには2つ、大きな壁がある。 1つはもちろん、受験。 これを乗り切らないことには、話が始まらない。 そしてもう1つ、それはバレンタインデーだ。 バレンタインデーは、私にとって苦い思い出の1つ。 今から大体1年前のバレンタインデーは、恋人契約が切れるという、私にとっては運命の日だった。 フラれる覚悟で挑んだバレンタイン当日。 用意したケーキが受け取ってもらえなかったことはもちろんだけど、やっぱり、目の前で紅ちゃんを優先された時はこの上なく苦しかった。
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