103人が本棚に入れています
本棚に追加
/55ページ
「処理?あぁ、腕の?してるよ。脚もしてるし」
「ウソっ!?」
「え、美青、してないの?」
咄嗟に、見せてもいないのに腕と脚を隠すように縮こまった。
「だ、だって冬だし、もともとそんなに濃いわけじゃないし、長袖とかタイツとかで隠せるからいいやって……」
言いながら、憐れんだような目を向ける浅黄から必死で目を逸らす。
「あんたねぇ……そんなんじゃバレンタイン、迎えらんないよ!」
「で、デスヨネ……」
ビシッと目の前に人差し指を向けられ、もう私の逃げ場はない。
最初のコメントを投稿しよう!