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「あっくん機嫌いいね」 「そ、そうですか?」 「イチャイチャした?」 「セクハラですよ」 「ごめんごめん、でも嬉しくて あんなに幸せそうなあっくん見るの初めてだから これでも心配してたんだ 近づき過ぎると心閉ざしちゃうし 本当に距離感が難しくてさ 恋愛も、まともじゃなかったし でも俺にはなにも出来なかった」 「私もずっとなにも出来なくて 今こうして側にいれるのも夢見てるみたいで 実は夢なんじゃないかって思ってたりして でも夢でもいいかなって、夢かもしれないなら いっぱい幸せな事しちゃおうかなって思ってます」 「俺も、距離感なんて気にせずグイグイいくよ」 「内藤さんみたいなお友達がいてくれて 麻人さんも幸せ者ですね」 「あっ美瑠ちゃん、麻人さんって自然に呼べてるよ いいなーあっくん 俺なんて菜穂に内藤さんって呼ばれてるんだよ」 「美瑠ちゃんにちょっかい出すなよな」 「この、幸せ者が」 「なんだよ、なんの話してた?」 「気にするな」 「痛っ、ってかじゃれるなよ」 「嬉しいくせに」 「うるさいうるさい おい内藤基樹、ウザさが増してる」 「あっくん…」 「なんだよ」 真正面から抱きしめられた
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