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「美瑠さん今日は厚着ですね」 「え、そうかな」 「ん?なんで真っ赤になるんですか」 「な、なんでもないよ」 「怪しいな」 「菜穂、大人には色々とあるんだよ」 「またすぐ子ども扱いする 基樹のバーカ」 「バーカってそれが子どもだよ」 「麻人さんの方が子どもでしょ どうせ美瑠さんのあちこちにキスマーク付けたんでしょ」 「えっ、何言ってんだろね菜穂は」 「動揺し過ぎです」 「ちょっと内藤、なんとか は?なに、どうしたんだよ」 「猛烈に感動してるんだよ」 どこに感動するところがあったんだ 「菜穂が初めて基樹って名前を呼んでくれた」 「は?」 「あっくんにフルネームを知られてた感動よりも 何百倍、いや、何千倍何万倍も感動してる」 わからんではない 僕も美瑠ちゃんに麻人さんって呼ばれた時は かなりにやけたし感動した 「まったく、おっさん達が一番子どもでしょ」 「菜穂、おっさん言うのはやめなさい」 「べぇー」 「くそっ、可愛いな」 「はーい、みなさん仕事中ですよ」 「窓開けて換気だ」 切り替えられないおっさん達は しばらく外でクールダウンする事にした
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