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2週間離れてて美瑠ちゃんの偉大さを痛感した
当たり前だった事が当たり前じゃなくなって
当たり前の日常に戻って幸せを噛みしめる
何をするわけでもなく
ただ寄り添って過ごす時間
別々の事をしてても
いつの間にか自然と寄り添ってる
「美瑠ちゃん」
「ん?なんですか」
「結婚しよう」
「…」
あれ、僕、今…
心の声が出てた?
「あ、いや、ごめん
いや、ごめんもおかしいよね
ごめんじゃないんだけど
ムードもなにもない言い方に対してのごめんではあるよね」
わぁー、テンパってるよ僕
さすがに美瑠ちゃん引いたよね
「取り消しますか?」
取り消す?
「取り消さない
心の声が漏れちゃったんだけど
言った事は本心だし
後付けになるかもだけど
自然と出た言葉って心底思ってる事だと思うんだよね
僕は美瑠ちゃんとずっと一緒に居たい
ってか、居る
絶対に一緒に居る
美瑠ちゃんと、家族になりたい
僕と、家族になってください」
「はい、宜しくお願いします」
や、やったぁー
「一緒に幸せになろうね」
「一緒に、幸せになりましょうね」
家族、僕の家族に
「おばあさんに挨拶に行かないと」
「喜びます、おばあちゃん
麻人さんのお父さんとお母さんにもご挨拶しないとですね」
「うん」
「麻人さん」
「ん?」
「ありがとう」
「美瑠ちゃん」
「はい」
「ありがとう」
こんな僕と美瑠ちゃんを出会わせて
神様に感謝
でも、これからは神様の手は借りない
僕の手で必ず美瑠ちゃんを幸せにする
心も、そして身体も
美瑠ちゃんの全て幸せにする
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