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遠距離恋愛だったためまだ一緒に住んでいませんでした。
それから3ヶ月後…。
大震災…。
私の住んでいるところは海が近かったため津波にあいました。
職場も流されました。
旦那の実家も流されました。
まだ電波が入ってて避難して!のメールを最後に連絡が途絶えました。
旦那の実家がある市は壊滅状態の市…
しかも漁師…
私は高台に避難し助かりました。
助かってたら奇跡…
余震が続き、職場のオーナーのお姉さんの家に避難させてもらっていました。
その時で7ヶ月目に入っていました。
胎動があるたびに頑張らなきゃ泣いてなんていられない。この子を守らなきゃ!
3日目の朝、帰ることを決意!
車では家まで35分。
道路も車がはしれない状況…
よし!歩いて帰ろう!今までも立ち仕事だったし、ウォーキングもしてたし、なぜか意味不明な大丈夫という無謀な気持ちが働いた…。
途中、自衛隊の車に乗せてもらい避難所に降り、また家までとぼとぼ。
駅までいくのに道路にドロにサメがいる…。
みんなお店があったであろう場所に群がってる…。
未知の世界でした。
駅につき。自分の家までは電車が通ってる橋をわたらないと行けないと。
絶対無理!私は高所恐怖症です。
とりあえず、ばあちゃんちへ行こう!
ようやく辿り着いた!
へとへとでした。
1週間後…旦那の安否が確認されました。
この1週間で色々なことを考えました。
赤ちゃん大丈夫だよ。私が立派に育てる!
ぱぱいなくてごめんね。でもいっぱい愛してくれてたよ!
きょうだい作ってあげれなくてごめんね。でも大切に愛情いっぱい育てるから!ぱぱの分まで。
そんなぱぱは私はダメだっただろうとメソメソしお義母さんになぐさめられてた様子。
二人共とんだはやとちり。
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