第2章 どうしてこうなった!?

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「ところで、他の部員の方たちは?」 「あぁそれなら、もうすぐ来ると思う。っていっても、あと1人なんだけどね」 「えっ、じゃあ今まで2人で活動してたんですか?」 それって部活として学校から認められるための部員数に足りていないんじゃないか? 「いいえ、2つ上の先輩方が3人いらっしゃったから。全員で5人だったの。部として認められるぎりぎりの人数だったわ」 そっか、入学の前には卒業があるのだ。 今こんなに人数が少なくても不思議ではないか、しかしもともと入る人が少ないんだな。 確かに、天文って言われても何するかよく分からないし、星が好きとかそういう人だけ集まるイメージがある。 「あのー、今更なんですが、活動内容というのはどのようなものなんですか?」 「あぁー、それは部長が来てから説明するから……ソファにでもかけてくつろいでいてちょうだい」 そそくさと食器棚の方へ向かい、4人分のティーカップを取り出していく様子を眺めながら思った。 今、はぐらかされたような気が。 どんな活動をしているか知られたくないのか、それとも部長にしか説明できないほど難しい事なのだろうか。 あれこれと可能性を考えてみるが、これといった答えは導けなかった。 部長が来れば分かる事だし、まあいっか。 そんな暢気な考えが甘かったという事を、このあと散々に思い知らされることになるのだった。
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