目覚めたら異世界。

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2つある扉の右を開けてみた。 「あっトイレか。」 小さな白い部屋で白い洋式の便器がちょこんと置いてある。窓はない。 「ウォシュレットも付いているな。匂いは…よし!」 無臭なトイレはシンプルだからこそ清潔感があり安心する。 トイレをでて左のドアを開けると 「へぇ~風呂か。」 やはり真っ白な部屋に白いシャワーと大きめな浴槽。やはり窓はない。 一通り部屋を物色したがベッドに風呂とトイレだけの部屋であった。 「やっぱりこの扉か…」 大きめな扉の前で不安になっていた。この扉を開けたらどうなる?僕は監禁されているのか?しかし、拘束はされてないし… 疑問と恐怖が心臓を圧迫する。意を決した僕はドアノブをカチャリと回して扉を開くと 「通路?」 僕の目に飛び込んできたのは白い壁であった。
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