【あとがき】

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【あとがき】

 はじめましての方も、  おひさしぶりですの方も、こんにちは。  以前は他のサイトで携帯小説を投稿・公開しておりましたが  コチラへ引っ越してまいりました。  今回執筆した『雪』。  この作品は、大切なひとを失う哀しみを描いた作品です。  とある高校生の男の子が作詞作曲した『雪』を聴いた瞬間、  脳に文章が降りてきました(笑)  ご本人に了承を得た上で公開しております。  雪は、ひとのいのちに、よく似ています。    もろく、儚く。  でも、美しく、あたたかい・・・  いのちの時間はひとそれぞれで  生まれてわずか数分だったり  100年近い、気の遠くなるような、長い長い時間だったり。  この物語の主人公は、愛しい恋人を不慮の事故で失います。  明日も訪れるはずだった、愛しいひとが傍にいる日常が  突然奪われることは珍しくありません。  それは、死別だけではなく、  どちらかの感情の変化に伴う別れでも同じこと。  残される者は、  気持ちの整理がつかないまま、置いてきぼりにされるのですから・・・    毎日繰り返される日常は、平凡で変化もなくてつまらないように思えますが  その繰り返し訪れてくれる日常がどんなに素晴らしい奇跡なのかを忘れずに  あなたの傍にいる、大切なひととの一瞬一瞬を大切に、  与えられたいのちを大切に生きてください。  2016年2月 しせり
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