プロローグ

1/1

0人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ

プロローグ

しんしんと降り積もる雪は、 その儚さが、ひとの命に似ている。 その、小さくてあたたかな雪に 忘れ得ぬ愛しいひとが重なる。 雪・・・・・・・・ そう。 あの日も、雪が降っていた。 すべてを真っ白に染めて 何もかも埋め尽くした色も音もない世界。 あの日から、 俺の世界も、色を失くしたまま・・・・・・・・
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加