プロローグ

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プロローグ

しんしんと降り積もる雪は、 その儚さが、ひとの命に似ている。 その、小さくてあたたかな雪に 忘れ得ぬ愛しいひとが重なる。 雪・・・・・・・・ そう。 あの日も、雪が降っていた。 すべてを真っ白に染めて 何もかも埋め尽くした色も音もない世界。 あの日から、 俺の世界も、色を失くしたまま・・・・・・・・
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