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ユキ・・・
君が側にいないと、
やっぱり寒いし寂しいよ。
君も遠いどこかで
同じように泣いてるのかな・・・
・・・ふわ。
頬に、あたたかい感触。
まるで、ユキの指が触れたような。
(ユキ・・・?)
そんなわけないのに、
ユキの姿を探す。
当たり前だけど、
ユキがいるわけなくて。
それは、空から舞い落ちる、雪だった。
冷たいはずの雪が、
俺には、体温のような温かさに感じて
ユキが、隣で笑っているように思えて
寂しいはずの心が、
じんわりとぬくもっていく。
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