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【1】
「きゃーーーっ!!
ねぇねぇ、積もってるよぉ!雪!!」
はしゃぐ声と、
凍え死にそうな冷えた空気で、俺は起こされた。
「・・・凍死するって。
窓、閉めろよ。」
そう呟いて、布団を頭からかぶる。
「起きて起きてっ。
すっごい雪景色だよ!」
ぼすん。と、俺の上に馬乗りになった彼女は、
遠慮なく布団をひっぺがした。
いやいやいや!!
マジで、凍死するって!!
「早く外、行こっ。」
クローゼットの奥から、
次々とコートやらマフラーやら、手袋やら、防寒具を取り出す彼女。
たかが雪に、テンション上がり過ぎだろ。
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