第4章 鏡の中に在るもの

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◇ 「お夕飯食べていけばいいじゃないの」 「そうだぞ、母さんと二人だと寂しいんだ」 もうやめろ 両親のキャラが崩壊したことに自分自身も驚いている。 駄々っ子みたいなこという人たちじゃなかったのに、孫と娘の存在って、すげーな 「明日仕事だし、また今度来る」 「今度っていつよ!いつもいつも今度って言って濁すんだから!」 「だってめん「来週!来週の土曜に来ます!ご飯食べに」」 「あら!」 え、ちょ、待って 「そーかそーか。うまい飯を用意して待ってるとしよーか母さん」 嫌だから、 待てよ 「そーね!早く土曜日にならないかしら」 おい! 「はい、待っていてください!お義父さんお義母さん」 「まぁ!「おお!」」 両親の声がハモり、一層目が輝いた瞬間だった
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