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シーツに身を包みながら夏目くんの去った方に目を向ける。
蝉がうるさく鳴いて本格的に暑くなり始めてきた。太陽が熱く照りつける午後一時。
「好きなのに…」
近くにいるようで遠い。
いつまでこんな関係なんだろう。
付き合っているわけでもない、ずっとなんて保証はどこにもない。
私は夏目くんにとってただの人間でしか写ってないのかな。
夏目くんはかっこいい
だから自然と人を引き寄せるモノを持っていて。
女の子、とか
ここにも私以外の人を呼んだのかな…
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