15人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
死ぬかもしれない
本気でそう思うほどの熱を出した。
それなのに、誰もやってきてはくれない
.....どうして
熱でもうろうとなった頭でそう思った
ーーーねぇ、どうして私を見てくれないの
泣きそうになる。
その瞬間、記憶が舞い踊る。
夕焼け友達と一緒に歩いた。
切ない恋をした。
仕事に打ち込みすぎて男の毛がなさすぎて手を出した乙女ゲーム。
そうだここはこの世界だ。
なぜそう思ったのかわかないが、そう理解した。
なるほど、誰も来ないはずだぁ。
だって私は、悪役。
愚かなピエロ。
でも、もう大丈夫。
アイリス・f・ルルカシャール
私があなたを幸せにしてあげるから
最初のコメントを投稿しよう!