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彼犬と僕の1ページ
なんとか、事を納める事が出来た咲夜と俺は、翌日、親父と母さんの計らいもあり、午前中は、別行動する事に。
「うふふっ。せーんぱいっ!」
心なしか、彼女がいつもより甘えてくる様に思える。
「お…おう!」
腕に絡みついてくる彼女に、戸惑いながらも、強引に平常心を保とうと脳内ジュゲムを唱えるも、体の一部だけは、保てずにいた。
「なぁ…。咲夜?
森林浴でいいのか?」
「えっ?……
せっ!先輩は……森林浴より、混浴がいいですか?」
「ちょっ!?
そっ!?そんな事言ってないでしょ?」
「…………。
先輩のエッチーっ!」
と、体を隠し、俺から遠ざかる彼女に、慌てる俺。
「えへへっ!冗談ですよぉーだぁ!」
と、そんな俺に無邪気な笑みを浮かべる彼女に、俺も思わず笑みがこぼれる。
「全く…。からかうなよ!」
「うふふっ。
ごめんなさーい。
でも……先輩とならどこでもいいかも。」
「ん?何か言ったか?」
「えっ!?
なっ!なんでもないです!
それより!もっと先に行ってみましょう!」
「あっ!
こらっ!!先行きすぎると……。
あーもう。待てよ!!」
と、俺も彼女も浮かれている。
そんな感じで、俺と彼女は森の中をはしゃぎながらあるいていった。
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