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突然、功が痙攣を初めて亜美は慌ててベッドに備え付けられた呼び出しボタンを押した。すぐに看護師と医師が駆けてつけて処置を始めた。
――功、お願い……死なないで。目を覚まして。待っているから、目を覚まして。
備え付けの機械がけたたましく鳴り響いている。どう考えても危険な状態に陥っている。
「先生、心停止です」
その言葉と同時に医師は心臓マッサージを始めた。功はこのまま天に召されてしまうのだろうか。そんなこと……。
――私と結婚の約束してくれたのに。あのストーカー女のせいでこんなことに。無理心中だなんて許せない。
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